良識ない「いわき市の行政」 [南部清掃センター談合事件訴訟]
9/30日付けの「南部清掃センター」建設工事の入札談合事件に伴う住民訴訟に関する各新聞社掲載の記事を見て、功労者とも言うべき住民に対して、あまりにも理不尽な行政の対応に激しい憤りを感じる。
この事件は、知人や新聞記事等を通じ、それなりに知らされていたが、「いわき市南部清掃センター」の建設工事発注が規模・能力が同等程度の施設でありながら約100億円も高いという事でいわき市の住民有志が市や業者に対して訴訟を起こし、約10年の係争で「三菱重工業」から賠償金に利息を含めた約16億円をいわき市に納入させた功労者と認識すると共に、高齢者でありながら、ここまで市民の為に、戦ってくれたことに尊敬の念を抱いていた矢先のニュースであった。 この事件を考えた場合、住民の訴えが無かった場合、100億円の血税が何事もなく工事費として支払われ、それで済んでしまったことを考えると、何故この様な市側との訴訟問題になってしまうのかが理解できない。 最終的には市長の判断であろうが、このところ「いわき市市立病院譲渡問題」を含め、大きな間違い、判断誤りが多すぎる感じがしてならない。 今回の問題は、市民の感情や常識からすれば、功労者に対して、通常の判例をもとに、示談による和解は当然であろう。 しがらみや経緯にとらわれず、良識ある判断こそ、市民の信頼を得る唯一の手段であることをもっと認識すべきではないだろうか。
常磐病院譲渡に伴う問題もそうだが、市民に対してはあまりにも「真の情報を伝えない、伝わらせない」といった
意図が見え隠れしている現状を何としても打破しなければならない。 自分としては、現在「常磐病院譲渡」が「いわき市の医療をどれだけ後退させてしまったのか」ということは、数値的なものを含め、間もなく鮮明になるので、その時こそ「行政の悪さ加減」や「市議会の悪さ加減」そして「市長判断の悪さ加減」等について、市民の皆様に訴え、理解・納得して頂ける絶好のチャンスと捉えている。 この様な状態では「いわき丸」は必ず沈没してしまう。 それを止めるのも市民であり、「名古屋市同様」市民パワーに期待するものである。
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