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市議会は誰の為!? [常磐病院譲渡後の検証④]

市議会だより「ほうれんそう」第151号が配布された。9月定例会の一般質問等に対する応答が詳細に記載されたものだが、この時期にいわき市立総合いわき共立病院に対する質問はたった一つ。「新生児集中治療室へのベット増床」の考えを問う内容であったが、それに対する回答は「医師の確保を最優先の課題として取り組む」の一言。 私から言わせれば、40名の市議会議員を初め病院管理者、市長といった方々は何を「本業」と考えているの理解に苦しむ。 本来なら常磐病院が譲渡され、半年が経過した今日、市民の関心事は何なのか。また当然、病院の経過についての報告は必須条件であろう。 市議会議員の中には、常磐病院譲渡に対し、「救急搬送900件は担保されていない」として追及していた筈であり、当然それらに対して質問が出ないのはおかしいし、不自然である。
のど元通れば、あとは何もしないのが議員様の常識なのだろうか。 ある議員経験者から聞いたことに「一度、議会で審議した内容については二度と話を持ち出さない」といった慣例があるようだが、本当にそれで良いのだろうか。 議会で審議し、通ったとしても必ずしもそれが良いものばかりでは無い筈で、反対していた議案であれば、なお更経過等の確認は必要だろうし、しなければならないのではないか。 それが、ご法度とすれば、議員はどんな仕事をするのか。と問いたい。
特に今回の病院管理者が発した「医師の確保を最優先にする」は、いまさら何を言っているのかと言わざるを得ない。むしろ、常磐病院の譲渡を提案した張本人である訳で、本来なら市民に対して、謝罪の言葉が無くてはならないのではないか。常磐病院を譲渡したことにより、20名超の市立病院勤務医を退職させてしまったことも事実で、その穴埋めに、共立病院の医師や看護師、技術者の方々が日夜過酷な労働に耐えて頑張っていなければならなくしてしまったのも事実だろう。 更にいわき市民には、日常の医療に対して、大きな不安を与えているのも、これまた事実ではないのか。 常磐病院譲渡に関する疑念や疑惑もようやく市民の話題になってきた感はあるが、あと数ヵ月後にはもっともっと大きな話題に発展することは間違いないだろうし、真相が明らかになる日もそう遠くは無いような感じはするが、 それよりも何よりもいわき共立病院の現状をより正確に市民に周知することが大事なことである。そして一日も早く、勤務医、看護師等の環境や処遇の改善策を確立し、これ以上の医師の流失を防止することこそ、最優先に取り組むべき課題の筈である。


2010-10-25 00:29  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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