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いわき市の医学部誘致は否決「 市長や議員は何を考えているのか?」と市民は怒り沸騰!! [大学医学部誘致問題]

今日、また一人、一家の大黒柱が闘病の末旅立ってしまった。 「いわきの医療」は暗闇のトンネルの中でもがき続けているだけで、一向に抜け出せる兆し見られない。 いわき市議会(2月定例議会)ではある市民団体が「千載一遇のチャンス」として、いわきへの大学医学部新設の請願書を提出し、常任福祉委員会では採択されたものの本会議では18対14の僅差ではあったが否決された。 市民団体では、市議会議員は何を考えているのかと憤りをあらわにしていると報じていたが、私も長年いわきの医療問題を論じてきたが、全く同感である。 人口10万人当たりの医師数からすると全国平均からしても約205名の医師が不足していることになるが、避難者(約2.5万人)となると更に16名を増員する必要があり、如何にいわき市の地域医療は最悪で安心して住めない状況なのかは理解されよう。 その様な状況にも関わらず「100年に一度とか、千載一遇のチャンス」ともいわれる請願は志師会(市議会会派)を中心に反対し、没にしてしまったことは私たち市民感覚からは考えられない言動と言わざるを得ない。 今回の請願提出の発端は3.11の大震災で被災県となった福島、宮城、岩手県の医師不足の解消・復興そして原子力災害からの再生等を目的として昨年12月、3省庁合意(文科省・厚生省・復興庁)により、東北地方に於いて、一校に限り「大学医学部の新設を認める」との発表があってのことで、これまでに宮城県の村井知事の動きと福島県やいわき市の動向を月刊誌「財界ふくしま」が報じており、いわき市民の希望・夢ともいえる「大学医学部の新設」は露と消えた格好である。 常磐病院譲渡の際は「市内の医師や看護師等の引き抜きで混乱が生ずる」との医師会の意向を組み「プロボーザル方式という市民には訳のわからない方法で公募し、最終的には施設や借地料・修繕費等を合計するといわき市民の血税約13億円を無償で提供したことになり、その後の地域医療は救急医療をはじめ医師の減少等悪化の一途を辿ってしまった。 今回の請願不採択の理由は、常磐病院譲渡の際と同様、医師や看護師の引き抜きによる混乱を第一の理由と聞いているが、この考えは医師会側の利益優先・経営優先に他ならず、市民の安心安全をないがしろにした考えと批判されることはないのだろうか。 先にも記載した通り、いわき市民が安心・安全に暮らすためには少なくても220名の医師が必要とされており、医師会のいろいろな考えや理由はあるにせよ、この緊急事態を考えるなら「多少問題はあるにせよ、まずはいわき市の医師を増員させることを最優先にして、大学医学部の新設(新設となれば全国から200~300名の医師が集まると言われている)を積極的に支援・協力すべきと考えているのは私だけなのでしょうか。 医学部の誘致に当たっては省庁の働きかけで全国からの医師招へいに動くとも聞いているだけに、今こそ市民一丸となって、この窮地を切り抜けるときではないかと考えています。 大学医学部の公募期限は5月末となっていますが大学や自治体(いわき市)の準備状況を踏まえて弾力的に対応との注記ありとなっていることから、時間的には余裕は無いが、場合によっては市民の総意を確認するための署名活動は不可欠とも考えられますので、この「千載一遇のチャンス」を露と消さない為にも市民の皆様の積極的なご支援・ご協力を切に願うものである。 


2014-03-16 22:15  nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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