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いわき市の「医療難民」を国はどう救うのか?! [いわき市の医療問題]

いわき市の医療は必ず蘇ることを私は信じたい。今日の福島民友新聞に掲載された「いわきの医療充実を」を国に対しいわき市と双葉地方町村会とが共同で要請したことが明らかになり、また一歩前進したことは間違いないが、内容的には今一つの感があり、私としてはすっきりしない思いが残る。 震災前からいわきの医療は危機的状況にあり、常磐病院譲渡に端を発し、その後医師不足に拍車がかかり、救急患者のたらい回し等は日常化し、悪化の一途を辿っていたことは、いわき市民の誰もが感じていたことであり、共立病院長自らも「このままではいわきの医療は崩壊する」とまで言い切った悲痛な訴えにもかかわらず、市議会議員を初め、県会議員、地元国会議員の先生方までも「知っていても知らんふり」[われ関せず]といった感じで、劣悪な医療環境の中、多くの市民や家族が犠牲になってしまった様に思う。 全国平均での医師数と比較すれば誰もがその劣悪な状況は判断できるが、あの常磐病院譲渡での大失政から市長を初め、いわき市議会議員は、貝の如く口を閉ざし、震災後の異常事態にあっても、県や国に対しても何ら改善を求める訳でもなく、アピールや行動を起こすこともなく、沈黙し続けてきた結果が「10万人当たり全国平均医師数226人対し151人(現在、いわき市在住の総人口35万人と推定)となり、全国平均医師数にするためには260人程度の医師を増やす必要がある状況に至ってしまった。 この様な異常事態にあるとすれば、今回の双葉地方町村会と共同で要請した内容「寄付講座の開設による医師の派遣」等は余りにも遠慮した要請の様に思えてならない。 震災前からも医療環境は劣悪な状況にあり、更に東日本大震災に伴う放射能問題等が発生したことから、約2万5千人の避難者の方々が加わったことにより、いわき市の中に新たな双葉市が誕生したに等しい訳で、大きな市立病院が一つ建設しなければならない状況にある事を認識し、国に対してもそれなりの要請は当然のことと受け止めて頂きたい。 本来なら国立病院の開設か大学病院医学部の開設にも匹敵する内容で無ければ、いわき市に居住している方々が国民として平等に安心して生きる権利を奪われて生活しているに等しい大問題であることだけは声を大にして訴えて頂き、自分としては、せめて「全国平均に匹敵する医師数」に看取られながら旅立ちたいものである。


2014-07-02 02:33  nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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