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「共立病院建替え」破たんの道をなぜ進む ! ! [いわきの医療]

昨日、市民が知らない事実を共有する「明日は我が身」と題し「いわきの医療・まちづくり公開シンポジューム」がいわき市文化センターで開催された。
 公演者として、東京大学医科学研究所特任教授の「上 昌弘氏」と亀田総合病院副院 長「小松 秀樹氏」が登壇するとの案内が友人から聞かされ、数週間前から楽しみに して待っていたところであるが、私が知りえなかった日本の医療機関の実態が私が20年から取り組んできた「いわき市の医療政策の変遷」と比較しながら勉強できたことは大きな収穫と言える。 「いわき共立病院」の建替え問題については「現在地への建替えは絶対反対」の立場で活動してきたところであり、先のブログに於いても「いわきの医療を更に悪化させ、改善の足かせになる」と考えてきたが、今回の公演・シンポジュームの中で亀田総合病院副院長の小松氏は300億円超の共立病院建替えは必ず破たんを招く」と言いきったこと。そして医師会との協力で、いわきの医療再生はあり得ないと言い切っていたことに大変共感すると共に福島医大や東北大学頼りでは医師の増員は出来ないと話されたことにも、これまで私が考え・訴えてきたこととは、そんなに違いはなく正論に近かったことが立証され、ホットしている次第である。 また医学の先端で活躍する「上 昌弘氏」も小松氏同様の発言をしているにも関わらず、いわき市は何故振り返ろうとしないのか、甚だ疑問であるが、これまでの経緯からすれば当然の行動とうなずける内容ではある。 ただ、素人の私たちの忠告と違い医療最先端にいる両名の忠告にも関わらず、強行して、その結果が破たんへと近ずくようなことが出れば責任は免れないだろう。
20年、突如としていわき市は「常磐病院譲渡」を発表し、これまでの計画を180度転換したことや行政と医師会・医療関係者との癒着、慣れ合いが噂される中、常磐病院譲渡が推定総額10億円を超え、いわき市の血税を無償で与えてしまったことは未だに理解できないでいるが、今回のシンポジームでの小松氏発言の節々からはいわき市の政治が常識を逸していることがくみ取れる。
市長選に敗れた「宇佐美 登氏」からは「現市長は共立病院の建設は進めていくでしょう 私として今、願うことは、その病院建設が一日でも遅れてくれることを願うだけです」と発言していたことが理解できた。
私自身は「環境抜群の旧サイクルパーク用地の宝の山」に市民が夢のもてる病院の建設を望んだ。当初は救命救急医療に特化し、市民の命を何が何でも守るという体制づくりを確立し、100ヘクタールに近い広大な土地に順次病院規模を拡大していく他いわき市のヘソとしての優位性を生かし、市役所等を含め公共施設や運動施設の建設等有効活用を図るべきとの持論を訴えてきたが、今回のシンポジームが必ずしも否定していることではないと自分自身を励ましているが、ただ清水市長にお願いしたいことは「即、 共立病院の建替えは中止すること」「ドクターヘリ体制を早急に確立し市民の命を守ること」「医師・看護師の処遇改善を早急に行い、医師招へいがし易い環境を整えること」を求めたい。


2014-08-10 11:08  nice!(1)  コメント(1)  トラックバック(0) 
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ディブ松本

はじめて訪問しますよろしくお願いします
妻の実家の小野町に町立病院があります 子供の出産もした病院が 
医師不足で運営がどんどん縮小されて
町のかかりつけ医と変わりなくなりました
問題はとても深いようですね 当ブログで勉強させてください

画像認証読みにくいですね
by ディブ松本 (2015-04-22 11:35) 

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